IPC 610/001 H版からJ版への変更箇所公開

J-STD-001、IPC-A-610 HからJ版への変更項目を一挙公開!!

電子機器の製造において、IPC-A-610とJ-STD-001は密接に関連し、同時に使用されます。

  • IPC-A-610は、電子組立品のはんだ付け品質や部品の取り付け状態などを評価するための外観検査基準です。主に、目視検査や品質保証の指針として用いられます。
  • J-STD-001は、はんだ付けプロセスに関する基準です。はんだ付けの方法、材料の使用条件、作業環境など、適切な工程管理を遂行するために規定しています。
  • この2つの標準を同時に使用する理由は、J-STD-001のプロセス要件を満たして製造された製品が、IPC-A-610の品質基準に適合しているかを評価する必要があるためです。

    特に、高信頼性を求められる航空宇宙、医療機器、軍事用途などでは、両方の規格の遵守が求められます。製造と品質保証の両面で基準を統一することで、品質の向上と不良率の低減を実現できます。

    J版への変更箇所について

    IPC-A-610、J-STD-001ともにいくつかの変更内容があります。ここでは、各標準において重要な変更箇所が発生した項目を公開します。また、項目によっては、IPC-A-610、J-STD-001のそれぞれに変更がなされた内容もあります。 尚、詳細な変更内容については各書をご確認ください。



    IPC J-STD-001J

    IPC-A-610J