【自動化事例】電源端子:こてはんだ付けとレーザーはんだ付け【YouTubeコラム】

YOUTUBEコラム第22弾!
はんだ付けやってみたシリーズ:電源端子
目次

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電源端子の自動はんだ付けは何に使われる?
中 はい、皆さんこんにちは。ジャパンユニックスの中野です。
谷 技術の谷中と申します。よろしくお願いいたします。
中 今回の電源端子ですが、大きいモーターや大型の充電器など大電流を扱う製品が世の中に増えてきていますよね。
谷 電気自動車やロボット、スマートメーターなどの大きな製品で電源端子のはんだ付けが増えています。
中 熱容量も大きくてはんだ付けの難易度が上がりそうですね


電源端子の自動こてはんだ付け
中 それではまず、こてのはんだ付けの動画がございますのでご覧ください。どうぞ。
はい。こちらがこてではんだ付けした製品になります。サンプル基板ではありますが、スルーホールも問題なく充填されていますね。
電源端子のはんだ付けの注意点を教えてください。
谷 一番の特徴は、板側も端子側もとても熱容量が大きいという点になります。
なのでこて先の温度を上げたり、こて先を当てる時間を延ばす必要があります。あと注意点としましては、こて先の温度を上げすぎたり時間を延ばしすぎてしまうと、今度はフラックスが失活してしまいスルーホールが十分に充填されなかったり、表面の未濡れが発生したりしてしまいます。
中 事前のはんだ条件検証とか、最適なはんだ材料の選定が必要だということですね。
谷 そうですね。



電源端子のレーザーはんだ付け
中 それでは、次にレーザーはんだ付けを見ていきましょう。どうぞ。
はい、こちらがレーザーではんだ付けした製品になります。こちらも問題なく綺麗にはんだ付けできていますね。
レーザーのはんだ付けについても特徴や注意点を教えてください。
谷 はい。楕円形や長方形のパッドの場合、全体に熱が伝わりづらいという点になります。ただ、レーザーの出力を上げすぎたり照射時間を長くしすぎてしまうと、部品にダメージを与える可能性がありますので、その点は注意が必要になります。
中 レーザーの場合、部品が焼けないようにしっかりと温度管理が必要になりますね。
谷 なので対策として、実験の段階で非接触温度計による温度管理も有効となっています。


まとめ
谷 はんだ付けにおいてはんだ付けの条件調整っていうのはとても重要な要素となります。
そういった点はしっかりとサポートさせていただきますので、安心していただければと思います。
中 はい、谷中さん本日はありがとうございました。
谷 ありがとうございました。
中 はんだ付け自動化の実験はぜひジャパンユニックスまでお問い合わせください。それではまた次の動画でお会いしましょう。それではまた。

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