はんだボールの発生原因 [スティーブコラム]

2025年4月17日
スティーブコラム

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はんだボールの発生原因

目次

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テーマ

 みなさんこんにちは。ジャパンユニックス ソルダリングエンジニアのスティーブです。
今回は、みなさんからお問い合わせの多いはんだボールの発生原因についてお話しします。

はんだボールとは、はんだがボール状の塊になって

基板に飛び散ってしまう現象を言います。

はんだボールの主な発生原因は3つ。

一つひとつ見ていきましょう。

こて先

 1つめの原因は、「こてが接触する時の衝撃」です。

はんだごてに付着していたはんだボールが、接触の衝撃でポロッと落ちることがあります。

また、離れる時に、加熱されていたはんだが

プツンとはじけて落ちることもあります。

この対策としては、まず、こてを掃除してきれいに保つこと。

また、接触する時のスピードを緩めたり、

接触する角度を検証
することで防ぐことができます。

はんだ供給

 2つめは、「はんだ送りの速さ」です。

はんだ送りが速すぎると、はんだ内のフラックスが

ガス化してポンっとはじけて、はんだボールが発生します。

逆にはんだ送りが遅すぎても、加熱しすぎてしまい


溶けたはんだ内のフラックスがガス化してはんだボールが発生します。

この対策としては、はんだ送りの

最適なスピードをきちんと設定することが重要です。

また、はんだそのものに切り込みを入れるのもいい方法です。

基板の水分(湿気)

 3つめは、「基板の水分」です。

基板の水分が加熱されると、
はじけて外へ放出され、はんだボールが発生します。

この対策としては、

基板部品の状態管理を徹底することが大切です。

特に雨の多い季節は、

湿気を取り除いてから作業するようにしてください。

まとめ

 以上、はんだボールの3つの原因でした。

他にも知りたいこと、わからないことがある方は、

どうぞお気軽にジャパンユニックスまでご相談ください。

では、またお会いしましょう!


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