航空・宇宙業界で求められる最高難度のはんだ付け品質
航空機や宇宙機は、厳しい環境下で使用される精密機械。そんな航空・宇宙業界の多くの企業で導入されている、ジャパンユニックスのレーザーはんだ付けについて解説します。
地球上で最も厳しい環境下で使用される精密機械
航空機や宇宙機は、精度の高い部品や電子機器で構成された精密機械。しかも、気温マイナス50℃・気圧240hPaという高度1万m超の世界や無酸素下といった、地球上で最も厳しい環境下で使用されるのです。そうした極限環境でも、確実に電子制御が機能するように、電子機器の設計や製造には、最高難度の品質が要求されます。
航空機向けの電子基板は、厚く、大電流のものが主流です。しかも、搭載される部品は小さくて熱に弱く、それらを狭ピッチ、高密度で実装するといった、困難なケースもあります。そのため、航空機・宇宙機の製造には、超微細部品を得意とし、狭い場所・入り組んだ場所へのはんだ付けも可能なレーザーはんだ付けが最適。実際、多くの航空・宇宙産業のクライアントが、ジャパンユニックスのレーザーはんだ付けを導入しています。
航空・宇宙産業でジャパンユニックスが選ばれる理由
(1)レーザーの知識
航空・宇宙産業で、レーザーはんだ付けを導入して生産工程を自動化するには、まずレーザーの知識・技術が十分にあることが必須条件です。
ジャパンユニックスは、部品の形状などに合わせて照射径を自動的に変更する独自技術「マルチφレーザー」を開発。また、ドーナツ型や楕円など、異形レーザーでの最適化提案も行い、大小部品が混在する基板での生産効率や品質低下問題を解決します。
(2)はんだ付けの技術
はんだ付けは、錫・銀・銅などの金属類と、フラックスなどの化学物質を加熱し、化学反応を促進して、金属を流体化してから再び凝固させるもの。最適なはんだ付けを設計するには、蓄積した経験だけではなく、金属学、流体力学、化学、熱力学、機械工学など、さまざまな知識が必要です。
ジャパンユニックスは、はんだ付けを科学的に分析する「ソルダリングラボ」を有し、高い技術を持つはんだ付けのスペシャリストを多数育成しています。
(3)ロボット制御技術
最適に設計されたはんだ付け条件を自動化するには、ロボットを含む自動化ノウハウが必要です。
ジャパンユニックスは、熱源確保・はんだ供給・熱供給を正確にコントロールする、多くの技術特許を取得しています。また、ロボットによる自動化とはんだ付けデータを、何十年にもわたる実績と共に蓄積。「人間が活動できないような所で動く物」という、特殊条件をクリアできる希少なはんだ付けロボットメーカーとして、世界中から問い合わせが寄せられています。
航空・宇宙産業のはんだ付けの課題やジャパンユニックスのレーザー技術、IPCのはんだ付け規格など、詳しくお知りになりたい方は、こちらからPDFファイルをダウンロードいただけます。